【部活】大阪信愛バレー部3年間の軌跡
〜2大会連続大阪4強!隠れて流した涙〜
大阪信愛学院高等学校女子バレーボール部の3年生15人が卒業の時を迎えた。2025年1月の大阪府高校新人大会でベスト4進出。6月の高校総体大阪予選でも4強入りを果たした。嬉しくて流した涙と悔しくて流した涙。3年間の道のりには、たくさんの涙があった。数えきれないほどの思い出とともに「信愛バレー部」を巣立っていく。いつかまた、会う日までー。
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「こっそり泣いている子がいる。勝たしたらなアカン」
どんな時も、すぐ側には仲間がいた。
時にはライバルだったかも知れない。ただ、みんながいなければ、ここまで来ることはできなかった。
15人の仲間と、後輩たちと、つかんだ勲章がある。
1月の新人戦、6月の高校総体予選、2大会連続で大阪のベスト4進出。記録だけではなく、記憶に刻まれたあの瞬間を、決して忘れることはないだろう。
嬉しくて流した涙があり、そこに辿り着くまでには、たくさんの悔し涙があった。
卒業式の後に行われた卒部式で、畑中照美監督は涙を滲ませながら、こんな話をしてくれた。
「メンバーを発表する時に、たまたまトイレに行こうとしたら、ユニホームを着ていなかった3年生が声を殺して部室で泣いているのを見たことがあります。
ユニホームを着ている人たちにバレへんように、こっそり泣いている子がいるんやなと思って、だからこそ勝たしたらなアカンなって思いました」
大会でユニホームを渡されるのは14人。この学年は入学した当時から誰かがメンバーから外れることが決まっていた世代でもあった。
支え合い、絆は深まった。
「ベスト4に入ってくれた時のことはめちゃくちゃよく覚えています。
本当にチーム一丸となっているのを感じたし、ベンチ外の子たちの中に私も入って『頑張れ後輩!』って言っていたのをすごい覚えている。
先生っていう立場を忘れて、たくましい後輩やなって思って、『頑張れ後輩!負けんな!』って。(コートにいる選手も)『絶対負けたくない!』って声をかけてやっていたあの試合のことは忘れません。
ただ、勝ってからは苦しかった。
あそこからは練習試であっても、勝たなあかんというプレッシャーの中でよく頑張ってくれた。
みんなが引退した時には正直、ホッとしたし、ようやく肩の荷がおりました」
「大阪のバレーボーラーに夢と希望を与えた」
2025年は大阪信愛の歴史に刻まれた年だった。
渡辺紀枝子総監督の言葉もまた、印象的だった。
「大阪のバレーボーラー、先生方に夢と希望を与えた。
私たち信愛には、そんなに力はなかったけれど、こういうチームでも(努力をすれば)ここまで来れるんだよ。
その結果が、大阪府のトップではないチームの希望になった。
4つ(ベスト4)を引き寄せた過程がすごく大事だったと思います。
完璧じゃなかったかも知れないけれど、挨拶をする、私生活からしっかりやる。
陰の皆さんの努力が幸運を引き寄せたんだと思います。
これから(の人生)もチャンスは巡ってくると思いますけど、絶対に逃さないように!
人生を幸せに過ごすには、普段の生活をいい加減にしないことなんです」
誰ひとり、途中で辞めた生徒はいなかった。
どんなに苦しい時も、仲間がいたから。
挫けそうになっても、頑張れた。
そして今、それぞれが新たな道へと歩んでいく。
(SUNLOGUE編集部)

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