6連覇達成!箕面自由チアのチーム力〜
メンバー外でも仲間のために力を尽くす
チアリーディングのジャパンカップ2025日本選手権大会は8月31日に最終日を迎え、自由演技競技ディビジョン1高校の部で箕面自由学園が大会6連覇を達成した。直前のアクシデントで中心選手がケガで離脱しながらもチームは結束。マットに立った16人だけでなく全部員でつかんだ優勝で、支えてくれる人たちの思いが演技に詰まっていた。(SUNLOGUE編集部)
チアリーダーにある「For the team」の精神
誰よりも泣いていたのは、マットに立てなかった選手だった。
高校最後のジャパンカップ。
その選手は、ユニホームは着ていない。
表彰式が終わると、Aチームのメンバー全員が彼女の元へ集まった。
まるで子供のように声を上げて泣いている。
悔しくて流す涙ではなかった。
その胸の内を正確に記すなら、悔しさを超越した先に流した嬉し涙だった。
ユニホームを着たメンバーと抱き合い、みんなにこう伝えた。
「ありがとう。ありがとう」
「BEARSを日本一のチームにしてくれて、ありがとう」
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そう、マットに立った16人だけでつかんだ優勝ではなかった。
何度もぶつかりながら、ともに汗を流し、時には涙を流し、全員で手にした優勝だった。
6月初旬、練習中に右足の前十字靭帯を断裂、半月板も損傷する大怪我を負った。
しばらくチアはできないと分かっていても、自分の気持ちを抑えるのは難しかった。
「退院してみんな(の練習)を見ていると、やっぱり自分もやりたいという気持ちが大きくなってきました」
ずっと、ジャパンカップのマットに立つことを目指してきたのだ。
甲子園を目指している高校球児だって、そうだろう。
自分が輝く舞台に立ちたいー。
本気でスポーツに取り組んでいる選手ならば、それは自然なことだ。
ただ、「応援」から「競技」へと派生したチアリーディングは少し、他のスポーツとは違うのかも知れない。
誰かのためにー。
例え自分を犠牲にしてでも、仲間のために力を尽くすことが必要になる。
真剣に向き合い、それを教えてくれたのが、コーチだった。
箕面自由学園チアリーダー部6連覇達成の軌跡!記事の続きはこちら>>
🔹ジャパンカップ2025 ディビジョン1高校の部・決勝成績🔹
優勝箕面自由学園、準優勝梅花、3位如水館、4位目白研心、5位福岡大附属大濠、6位千葉明徳、7位愛工大名電、8位東京高、9位福岡工大附属城東、10位横浜女学院、11位広尾学園、12位広島県瀬戸内高
箕面自由学園チアリーダー部・野田一江監督のプロフィールはこちら>>

株式会社SUNLOGUEは公益財団法人日本チアリーディング協会と業務提携を結び、ジャパンカップ2025日本選手権大会をPRするために広報代行を務めました。