育てた人に聞く「人材育成・発掘」〜講演会、セミナーで話題のテーマ〈2〉
鳥谷を獲得した池之上スカウト、ダルビッシュ育てた佐藤コーチ、香川発掘した西村、指導者育成の塚田、ラグビー伏見工の高﨑
近年、特に需要が高いのが「人材発掘」と「人材育成」をテーマにしたセミナーです。
厚生労働省が発表した資料によればZ世代の離職率は3割を超え、新規学卒就職者の3人に1人が3年以内に会社を辞めています。
人材を発掘し、どう育てていくのかは、大きな課題になっています。
プロ野球でスカウトを務めた池之上格(とおる)さんはダイエー(現ソフトバンク)で小久保裕紀や城島健司、阪神タイガースで鳥谷敬や能見篤史らを獲得。球団の看板となる名選手の発掘、育成に携わってきました。
野球界からは、佐藤義則さんも投手コーチとしてダルビッシュ有や田中将大ら多くの偉大な選手の成長に携わっています。
サッカーの西村昭宏さんはガンバ大阪の下部組織を率いた時にまだ荒削りだった本田圭佑をジュニアユース入りさせました。アンダー世代の日本代表監督を務めた際には国見高校の大久保嘉人を発掘して初めて代表入りさせ、セレッソ大阪でGMになってからはまだ無名だった香川真司とプロ契約を結んだ人としても知られています。
ヴァンフォーレ甲府やセレッソ大阪で監督を務めた塚田雄二さんはUスポーツクラブを設立。多くの選手を育てるとともに、日本サッカー協会の指導者養成インストラクターとして、プロ監督の育成にも関わっています。
ドラマ「スクール☆ウオーズ」のモデルになった京都の伏見工業高校ラグビー部で、泣き虫先生こと山口良治さんの後を継いで監督になったのは高﨑利明さんでした。高﨑さんは田中史朗や松田力也らを、ワールドカップ(W杯)で活躍する日本代表選手にしています。
発掘した人材を、どう育てるかー。
「諦めない」「辞めない」という心を持たせながら、目標達成までの道筋を描くことが、強い組織作りには必要になるのです。
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