経験豊富な人に聞く「社員研修・セミナー」〜話題のテーマ〈3〉
アナウンサー山本浩之、中邨雄二、元プロ野球コーチの岡、西山、ラグビー元代表の向井、林、バド五輪代表の岩城、サッカー和田GM
コミニュケーション能力
社員研修やセミナーを開催するにあたっても、そこから派生するテーマ設定は多岐に渡ります。
その中でも幅広い世代に必要なビジネススキルが「コミニュケーション能力」です。
傾聴力や話し方を学ぶことで、プレゼンテーションの手段が磨かれます。
フリーアナウンサーの山本浩之さんは、関西テレビ在籍時には「スーパーニュースアンカー」でアンカーマンを務め、フリーになってからは「ちちんぷいぷい」 (毎日放送)で司会を担当。関西の名物アナといえる存在です。
同じくアナウンサーの中邨雄二さんもスポーツ実況を中心に現在も活躍されています。
情報収集能力と人への伝え方は、様々なビジネスシーンで役立ちます。
モチベーション、エンゲージメント向上
「モチベーション」と「エンゲージメントの向上」も必要な要素です。
元プロ野球選手の岡義朗さんは、引退後は広島、阪神、オリックス、広島のコーチとして20年も指導にあたってきました。
巨人や中日でコーチを務めた西山秀二さんもまた、試合で結果を出す選手の取り組み方をよく見てきた指導者です。
ダイバーシティ(多様性)、インクルージョン
日本人と外国籍選手が融合しつつあったラグビー界において、転換期となる2000年に日本代表監督に就任したのが向井昭吾さんでした。東芝で日本選手権を3連覇した90年代のことでした。
それからも「ダイバーシティ(多様性)」と「インクルージョン」という時代の流れを踏まえつつ、新しい組織を作り上げてきました。
リーダーシップ、マネジメント力
引退後も「リーダーシップ」と「マネジメント力」を発揮している人も多くいます。
ラグビー元日本代表の林敏之さんは、NPO法人ヒーローズを立ち上げ、小学生を対象とした「ヒーローズカップ」は全都道府県のチームが参加する大きな大会へと成長しました。
バルセロナ五輪バドミントン日本代表の岩城ハルミさんは、セレッソ大阪と連携しながらスポーツ教室を立ち上げるなど周囲を巻き込みながらスポーツの魅力を発信しています。
問題解決力、ロジカルシンキング、交渉力
サッカーのヴィッセル神戸で監督とGM、ガンバ大阪で取締役GMを務めた和田昌裕さんは、困難な状況でも対応する「問題解決力」と「ロジカルシンキング」「交渉力」があります。
ビジネスに活用できる思考法が、スポーツにはたくさん含まれているのです。